台湾のお菓子が好きすぎて
旅が好きで、20代の頃からヨーロッパや北欧などを中心に一人旅をしてきました。
ひとつの国に興味を持つとくり返し通いたくなって、ここ10年ほどはとにかく台湾をはじめとしたアジアの国々に夢中です。
気候や文化が重なりつつも、それぞれに特色があるところに惹かれています。
なかでも台湾は、訪れるほどにますます恋しくなる。
私の生活には台湾のものが欠かせなくて、そのためいつも食材から日用品までありとあらゆるものを持ち帰っています。
航空券を取るときは、日程の次にどれだけ荷物を預けられるかが判断基準になるくらい。スーツケースを二個持っていくこともしょっちゅうです。
この連載では、約10年かけて厳選した、定番の台湾土産をご紹介します。
3回目は、台湾のコンビニやスーパーなどで手に入るお菓子についてです。
大量に買い置きしていた台湾の食べものが、とうとう底をついてしまった……。
そう嘆いていたら、台湾に住んでいる優しい方が「なんでも送るよ」と言ってくださって、そして本当にすぐさま大きな段ボール箱が届いたのです。
その中には、私がリクエストした調味料(第一回目でご紹介したものです)やお菓子、そして送り主のおすすめ食材などがどっさりと。
まるで台湾の空気まで運んできてくれたようで、嬉しくて泣きそうになりました。
台湾のコンビニが、近所にあったらいいのに。
そのくらい、台湾のコンビニ菓子が好きです。
だから、かなりの量のお菓子を持ち帰っていて、いつものラインナップはこんなかんじ。
コンビニやスーパーなどどこでも見かける「新貴派」は、さくさくのウエハースにクリームが挟まれたお菓子。
台湾らしさを感じるのはそのフレーバーで、ピーナッツや黒ゴマ、レモンなど、次々と新しい味が登場します。
なので、たいてい何種類か買っちゃいます。
私は特にピーナッツがお気に入りで、レモンも見つけたら必ずかごに入れています。
日本のお菓子の「コロン」に似た、筒形の生地の中にクリームが包まれているお菓子です。
外側は軽い口当たりで、気づくと一袋食べてしまっている。
コーヒー味が特に好き。
“越冰越好吃”とあるので、冷やすと一層美味しくいただけます。
「孔雀」は有名なメーカーで、迷ったらここの商品を選べば間違いないです。
ちなみにこちらは日本でも手に入ります。
「ポポロン」という日本のお菓子を覚えていますか。
日本の昭和のお菓子の代名詞ともいえるこちらは、大大大好物だったのに、なんと2015年に販売終了してしまいました。
シュー生地の中にチョコレートやクリーム入りという、子供がもれなく夢中になるお菓子を追い求めたら、台湾にも似たお菓子があった。
安心安全をうたい文句に商品づくりをしているお菓子メーカー「義美」から発売されていて、ここのものもどれも美味しい。
ちょっとお洒落な激ウマお菓子ならこれ。
お米の名産地、池上の米でつくったお煎餅で、味付けがとにかく絶妙なのです。
軽い食感も、一枚二枚と癖になって止まらない。
しょっぱい系おやつではダントツの一位。今回送っていただく前にも、自分で台湾から個人輸入したほど大好きなお菓子です。
おまけで、日本でも手に入るものをひとつご紹介します。
カルディでも取り扱いのある「自然の顔」という葱クラッカー(海苔なしのオリジナル味がベター)も、開封したらすべて食べきるまで止まりません。
見つけたらぜひ、お試しくださいね。