SXSW 2025「Taiwan Beats Showcase」ハイライト映像公開

Our Favorite City ニッポン × タイワン オンガクカクメイ

2025/05/07 15:52

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世界の音楽業界が注目するSXSW ミュージックフェスティバルが3月10日から15日まで米テキサス州オースティンで開催された。長年注目を集めているTaiwan Beats Showcaseには、今年もThe Amazing Show、TRASH、Enno Cheng、Whyte、Andr、HSIEN CHINGの6組の台湾アーティストが集結し、それぞれのスタイルで素晴らしいパフォーマンスを披露した。現在、ハイライト動画が公開されておりTaiwan Beats Showcaseを世界中の音楽ファンがもう一度体験できるようになっている。

 

 

台湾文化部(文化省)の影視流行音楽産業局が主導する音楽輸出プロジェクトTaiwan Beats Showcaseは、今年のテーマに「Connection(つながり)」を掲げた。音楽と文化を通じて世界中の音楽業界関係者同士のつながりを築くというSXSWの精神を反映している。イベントは、日本のロックバンドEnfantsとマレーシアのラッパーZamaeraによるパフォーマンスが行われたDay Partyで幕を開けた。また台湾の文化コンテンツの海外発信に取り組むTAICCA(文化内容策進院)が開催したミートアップ フォーラムでは、世界中の業界関係者たちが集まり、アジアのアーティストが北米の音楽市場に進出する機会と課題について話し合った。

夜のライブは、シンガーソングライターのHSIEN CHINGとプロデューサーのSōryoによって幕が開き、2人は最新アルバム『If You Can Be Happy Every Day, Who Wants to Be Sad? 』から数曲を披露。彼らならではの音楽スタイルが個性的な魅力と組み合わさることで瞬く間に観客を魅了した。

 

続いて、ドイツの Reeperbahn Festival やバンコクの City Music Festival など、国際的な舞台での印象的なパフォーマンスで知られ、繊細なジャズとつぶやくようなボーカルで観客を癒すソウルフルな覆面シンガー、Whyteが登場した。

 

そして、新鮮でエネルギッシュなパフォーマンスで知られる新世代ポップシンガーのAndrが登場。AndrはSXSWの公式International Night Showcaseにも招待され、日本のLuvやParis Death Hiltonなど新進アーティストとの共演で注目を集めた。

 

コロナ禍以降2度目の本ショーケースへの出演依頼を受けたEnno Chengは、近日発売予定のアルバム『Moon Phases』から新曲を披露し、言語を超えた彼女の豊かな創造力を見せつけた。

 

ロックバンドのTRASHも1万人規模のコンサートと見紛うほどの華やかなパフォーマンスを見せた。最後は、手作りの楽器を使ったサイバーテックスタイルのパフォーマンスをThe Amazing Showが披露し、ショーは幕を閉じた。海外の音楽ファンを驚かせ、記憶に刻まれた夜となった。

 

 

SXSWの閉幕から間を置かず、出演した台湾のアーティストたちは海外進出に向けたさらなる取り組みを発表した。Whyteは日本のミュージシャンTENDREと共作した新曲「Let Me Be Me」をショーケース終了後に発売した。2人がそれぞれ子供と親の視点を演じ、世代を超える対話を描いている。本作は9月にリリース予定のニューアルバムに収録される。Enno Chengは韓国での活動を開始しており、現地チームと撮影した新曲「Rarely Think of It」のミュージックビデオを公開したほか、6月下旬に韓国で開催される Asian Pop Festivalに参加することもアナウンスした。

Taiwan Beats Showcaseと台湾の出演者についての詳細は、同イベントの公式ウェブサイト(https://taiwanbeatsshowcase.com/)をご覧ください。

 

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